あなたを守る「アラートカード」の使い方
緊急時に役立つ、医療者向け注意点と連絡先
緊急医療情報カード(アラートカード)は、筋強直性ジストロフィーと知られずに緊急医療や手術を受けてしまい、トラブルに遭うことをできるだけ避けるために、注意事項を「筋強直性ジストロフィー診療ガイドライン2020」に準拠してまとめたものです。
患者自身の連絡先を記入することで、万一の事故や災害に備えることができます。
また、他の診療科を受診する際にも、医療従事者に注意していただきたい点をまとめています。
2023年度に改訂を行い、カードに「全身麻酔・鎮静」を追記しました。
カードと説明書のキット
三つ折りにしてカードホルダーなどに入れられるに入る三つ折りの「アラートカード」と、「お薬手帳」と同じサイズの「医療上の注意事項」(説明書)のキットです。
カードは、首にかけても名前が見えないよう、個人情報は内側に記入欄があります。
説明書は、開くと注意事項から主治医の連絡先、患者の情報が一覧できる四つ折りになっています。
カード、説明書とも必要事項を記入し、外出時はカードを身につけることをお勧めします。他の診療科を受診する際は、説明書とお薬手帳も持参しましょう。
※筋強直性ジストロフィー患者会の正会員(個人の方)のみへのご提供です。正会員であれば患者以外の方にもお送りします。
アラートカードについて考えてみよう!
アラートカードについてわかりやすく解説したビデオを作成しました。
実際にアラートカードで助かった会員の事例や、元消防士の会員から、救助者の立場としてお勧めしたいことがまとまっています。
手術を受けるときには「麻酔・鎮静に関するメモ」を医師に見せましょう
筋強直性ジストロフィーは、麻酔や鎮静の際に強く注意が必要です。手術を受ける場合などは、下記の「麻酔・鎮静に関するメモ」をダウンロードし、説明書と一緒に持参しましょう。