札幌医科大学「臨床遺伝学」の授業で講演:「この病気に気付ける医師が増えてほしい」

2019年11月13日(水)、札幌医科大学医学部3年生の講義「臨床遺伝学」を担当されている札幌医科大学附属病院 櫻井晃洋先生、石川亜貴先生、水上 都先生のご厚意でDM-familyから会員の浅野由美子が一家で参加し、先天性筋強直性ジストロフィーの子どもを持つ親として日々の生活についてお話をさせていただきました。

相手の様子をみて前向きになれる話し方

講義では学生によるロールプレイング形式にした遺伝カウンセリングの発表がありました。

筋強直性ジストロフィーの事を調べて患者役に病気について詳しく説明している場面があり、それは重要なことでもあるのですが、母親にとっては病気が判明してショックを受けている状況に追い打ちをかけているように感じてしまうので、水上先生は学生さんたちに「相手の様子を見ながら患者と家族が前向きになれる方向に話を進めることが重要」と話していました。

学生に呼びかけ「この病気に気付ける医師を目指してください」

講義では浅野自身が学生たちにむけて次女の出生から現在の様子までをお話しする機会をいただきました。

浅野の講演後、学生からは「医師が気をつけるべきことは何ですか?」という質問に浅野は「患者が病気に対して前向きになれるような医療者の言葉選び」と、「この病気に気付ける医師が増えてほしい」ことを学生に向けて熱く話しました。

講義の最後に水上先生から学生へ「医療だけでなく患者の生活を見据えたサポートをしていける医師を目指してください」と激励の言葉を述べて記念撮影をしました。

患者の声を学生に届けるという貴重な機会を与えてくださった櫻井先生、石川先生、水上先生に感謝申し上げます。

ありがとうございました。


2019年8月、学会「臨床遺伝2019 in Sapporo」にブース出展

2019年8月2日から4日の3日間、札幌にて「臨床遺伝2019 in Sapporo(第43回日本遺伝カウンセリング学会・第26回日本遺伝子診療学会 合同学術集会)」が札幌医科大学医学部遺伝医学 櫻井晃洋先生を大会長として開催されました。

大会長  櫻井晃洋先生と

DM-familyも患者会ブースを出展。開催期間中は、近隣在住の会員と家族が中心となってブースの当番を行い、来場された多くの医師と遺伝カウンセラーの先生方に積極的に、この病気の患者に患者会への参加と患者登録を勧めていただけるようお声がけをしました。

学会出展に自ら協力する子どもたちの姿に先生方も笑顔に。一緒に写真を撮らせていただきました。

札幌医科大学医学部 水上 都先生と

「臨床遺伝2019 in Sapporo」でブースをご覧いただいた先生方、出展をお誘いいただいた水上先生にあらためてお礼を申し上げます。