「一生かけても、この病気を治したい」医師であり、患者でもある副理事長 明地雄司がNTT労組退職者の会報で紹介されました

2016年10月、DM-family副理事長 明地雄司がNTT労組退職者の会会報「伊予路」にて紹介されました。
明地副理事長の父が所属するNTT労組退職者の会のご厚意で、記事を掲載いただきました。
NTT労組退職者の会のみなさまに、あらためて感謝を申し上げます。


 明地副理事長は、愛媛県の松山市民病院に勤務する研修医で、筋強直性ジストロフィーの患者でもあります。
 明地副理事長は2008年当時、鳥取大学修士課程で遺伝子医療学の研究をしていたとき、弟が筋強直性ジストロフィーを発症したため、自身も遺伝している可能性があると考えて遺伝子診断を受け、罹患を知りました。
 2010年に岡山大学博士課程に進み、筋強直性ジストロフィー治療法研究に携わりましたが、当時の彼は研究者であり、医師ではありませんでした。

 「一生かけても、この病気を治したい。真に患者のためになることをしたい」
 「それには研究者の視点を持った医師になり、研究と臨床をつなぐ必要があるはず」
 「患者だからこそ、患者の気持ちがわかる医師になれるのではないか」

 そう考えた明地副理事長は福井大学医学部に編入。在学中にDM-familyの立ち上げに参加し、2016年3月に医師国家試験に合格しました。

 明地副理事長は現在、研修医として多忙な業務の中、DM-familyの国際連携活動や患者・家族とのコミュニケーション、研究紹介などを担っています。
 「遠くて険しい道ですが、がんばります。ご理解・ご支援をよろしくお願いいたします」と明地副理事長は多くのみなさまに呼びかけています。